新型コロナウイルス対策として、３回目のワクチン接種が推奨されています。
　ここでは、ワクチン接種の影響について考察します。

　ワクチン接種を受ける人は、接種を受けるために時間を使います。
　（予約作業・接種日の時間等）
　また、副反応等があるため、日常生活にマイナスの影響を受けることになります。
　これらの理由で、ワクチン接種のために、１人平均で３日程度の時間が必要と考えます。

　世界全体で５０億人が３回目のワクチン接種を受けると仮定します。

　５０（億人）×３（日）　＝　１５０（億日）　　

　世界全体では、１５０億日の時間が必要です。

　世界の平均寿命を３万日とします。（82.2歳とします）

　１５０億÷３万＝　５０万    (a)

　よって、５０万人の寿命に匹敵する時間が、３回目のワクチン接種のために必要なことが分かります。

　次に、ワクチン接種にかかる費用について検討します。
　ファイザーワクチンの一回分の価格は、当初２４００円でした。
　接種費用を世界平均６００円と仮定します。
　（接種費用は日本では２０００円程のようです）
　合計で３０００円かかります。（ワクチン接種１回）

　５０億×３０００円　＝　１５兆円

　ワクチン接種５０億回にかかる費用は、１５兆円になります。

　世界の平均個人年収を１５０万円と仮定します。

　１５兆円÷１５０万円　＝　１０００万
　１０００万÷８２．２　＝１２．２万    (b)

　ワクチン接種にかかる費用１５兆円は、１０００万人分の年収に匹敵します。
　これを平均寿命の８２．２年で割ると、１２．２万人の一生分の労働価値になることがわかります。
　ワクチン接種５０億回（接種する側の労働）により、１２．２万人の一生分の時間が使われます。

　(a) + (b) ＝６２．２万人　　　(c)

　(a)と (b) を合計して、６２．２万人の寿命に匹敵する時間が、３回目のワクチン接種のために必要なことが分かります。

　一方、ワクチン接種により救命された人々がいます。
　天（創造神界）の記録では、その人数は８６．４万人です。（2022.1.19時点）

　世界全体で９７億回程のワクチン接種が行われています。
　（Johns Hopkins Universityホームページ　2022.1.19時点）

　８６．４×５０÷９７　＝　４４．５（万人）   

　９７億回のワクチン接種で８６．４万人が救命されたという実績から、３回目のワクチン接種５０億人分で救命される人数を計算すると、４４．５万人になります。

　尚、オミクロン株は感染者数が多いのが特徴ですが、死者数は増えていません。
　致死率が低下したためです。
　ですから、ワクチン接種で救命される人数に与えるオミクロン株の特性の影響は無いものとします。

　ワクチン接種で救命された人々は、活動期間が増えることになります。
　しかし、一生分の時間が増えるわけではありません。
　救命により増える活動期間を、一生の半分と仮定します。
　（平均寿命８２．２歳、救命された人の平均年齢を４１．１歳と仮定）

　４４．５×０．５　＝　２２．３（万人）　　 (d)

　すると、ワクチン接種により増える活動時間は、２２．３万人の一生分の時間となります。

　(c)と(d)の比較から、ワクチン接種に必要な時間（寿命６２．２万人分）が、ワクチン接種による救命で増える活動時間（寿命２２．３万人分）を上回ることが分かります。
　寿命６２．２万人分の活動時間を使い、寿命２２．３万人分の活動時間を獲得します。

　２２．３−６２．２ ＝　−３９．９（万人）

　結局、３回目のワクチン接種により、世界全体で３９．９万人（約４０万人）分の寿命に匹敵する活動時間が失われることになります。
　社会全体に損失が発生するということです。

　今回の計算結果の前提は、「ワクチンの効果がオミクロン株でも低下しない」ということです。
　ブレークスルー感染が増えている現状では、ワクチンの効果が低下している可能性があります。
　この場合、ワクチン接種による社会的な損失は、さらに拡大します。

　新型コロナウイルス対策としてのワクチン接種によるマイナスの影響について、ご理解頂きたいと思います。

（2022.1.21　午後3時　記載)