※中心運の単位は10の37乗（人・年）

　ウサイン・ボルトさんが陸上100ｍ、200ｍで世界新記録を出した時の中心運を表に記載しました。

　2008年の北京オリンピックでは100ｍで9秒69、200ｍで19秒30の世界新記録を出しました。
　100ｍの決勝直前の中心運は19238でした。
　しかし、100ｍ、200ｍのレース後は12662に減少しました。
　このオリンピックで中心運を6576消費したことになります。

　2009年の陸上世界選手権（ベルリン）では100mで9秒58、200ｍで19秒19を記録し、世界新記録を更新しました。
　100ｍの決勝直前の中心運は12662でした。
　しかし、100ｍ、200ｍのレース後は6838に減少しました。
　２種目で中心運を5824消費しました。

　ウサイン・ボルトさんはこれらの世界新記録やオリンピックの金メダルにより、多くの中心運を消費しました。
　その結果として陸上100m、200ｍの中心的存在になりました。

　中心運の消費量は、獲得する地位の高さや期間により変わります。
　ボルトさんの2009年の世界記録は未だに破られていません。
　これが、中心運の消費量が多かった理由だと思われます。

　尚、本文記載時点で、ボルトさんの中心運はありません。

　中心運なしで優勝するスポーツ選手も大勢います。
　（この場合、別の徳を消費します。）
　中心運がスポーツ大会で優勝するための必要条件ではないことも、ご理解頂きたいと思います。