| 貨幣を平等に分配するとき経済発展速度は最大になる
Y(t)は全ての価値を平等に内包し合う場合に成立します。 内包が平等に行われない場合、フラクタルによる貨幣総額は Y(t)より小さくなります。 ―― 数学的な証明 ―― 貨幣の分配が不均等に行われると値が小さくなることを証明します。 t=0における貨幣総額を1とします。t=T における貨幣総額をfi(x)とします。(i人で分配する場合) (1) 2人で分配する場合 f(x) = ( 1 + x )( 1 + (1 - x) ) f’(x) = −2x + 1 (2) k人(k≧2)で分配する場合、平等に分けるとフラクタル構造による貨幣総額が最大になると仮定します。 g(x) = ( 1 + x )( 1+ ( 1− x )/k )^k ( ^kはk乗を意味する ) となります。これをx で微分してg’(x) を求めます。 g’(x) = { −1+(1 + k )x }(−k−1+ x )^(k -1) (−1/k)^k g’(x) はx = 1/(1 + k) で0になります。 |
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| (図45) (1+1/k)^k とkの関係(右方向が k、上方向が(1+1/k)^k を意味する) k→∞で(1+1/k)^k は e に収束する。 |
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| 以上から、x = 1/(1 + k) でg(x) が最大になることが証明されたことになります。 このとき、( k + 1 )人全員に 1/( 1 + k ) ずつ貨幣が分配されることになります。 (1) (2) から、貨幣を平等に分配するとフラクタルによる貨幣総額は最大になることが証明されました。これは経済発展速度が最大になることを意味します。 最近の日本では経済格差が問題になっています。経済格差拡大が日本の経済力低下の主な原因の1つであることが、理論的に証明されたことになります。
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| 経済圏が大きくなると経済発展速度は速くなる
5人で価値を共有する場合、貨幣総額(価値の共有による)は以下の計算式 Z(t)で算出できます。 Y(t)の e(=2.71・・)の代わりに ( 1 + 1/5 )^5 (=2.48・・) を使用します。 Y(t)とZ(t)の差から、価値を共有する人数が増えると、貨幣総額がより大きくなることが理解できます。 経済圏が大きくなると、経済の発展速度が速くなるという結論が得られたことになります。 保護主義は経済圏を小さくします。その結果、経済の発展速度は遅くなります。世界全体が貧しくなるのです。ですから各国は保護主義に陥らないように努力する必要があります。 尚、Y(t)とZ(t)では周期Tが一致します。 |
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| (2009.8.14 午後10時 記載) | |
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