| Y( t ) = exp ( t /T )
の算出を実際に行いました。尚、算出条件は以下になります。
・ 取引主体は10人(A〜J)
・ Y( 0 ) =1
・ t=0 において、全員が0.1 ずつの貨幣を保有する。
・ 1人分の貨幣を他者の貨幣に平等に重ねる。
(取引主体数が無限大ではないため、Aの貨幣をAに重ねるということはしない)
・ T=10とする。(フラクタルの回転周期を10とする)
・ t:0 〜10 の間の金利を0と仮定する。
時間 t =1 において、Aの貨幣0.1を(B〜J)の9人に平等に重ね合わせます。
(1人に0.1 ÷9 =0.111・・を重ねる)。
次に t = 2 において、Bの貨幣1.111・・を他の9人に平等に重ね合わせます。
以下、同様にt=10 まで続けます。
使用した貨幣の現在価値は1です( Y( 0 ) =1 )。
これに対し、将来CFは1.681になります(Y(10) −Y( 0 ) =1.681 )
(人数を増やす等、より正確にシミュレーションすると、将来CFは(e−1)= 1.718・・になります)
重ね合わせにより、複数回使われる貨幣が発生しています。
その分 Y (10) の値が2 ( Y ( 0 ) +1 ) よりも大きくなります。
t : 0 〜10 の間の金利が0なので、将来CFの現在価値は(現在の算出方法では)1.681になります(将来CFにDF(ディスカウントファクター)1を掛ける)。
本来の現在価値である1と比べて、0.681だけ過大に算出されることになります。
この差0.681がバブルの原因なのです。将来CFの現在価値が過大に算出されています。この過大な現在価値が金融商品として売買されていますが、元々価値が無いため、何らかの原因で突然消えたように見えるのです。
(大型倒産等による景気悪化で、将来CFの現在価値の過大な部分が消えるように見えるのです)
将来CFの現在価値算出方法の誤りが不景気等により表面化した状態を、バブル崩壊と呼んでいます。しかし、これは不思議な現象でも解決不可能な問題でもありません。
将来CFの現在価値算出時にY(t)による貨幣増加の影響を除去し、正しく現在価値を算出すればいいのです。( Y(−t ) を将来CFに掛ければいいのです
)
現在価値を正しく算出すると、現在誰かが保有している貨幣になります。これを売買することはできません。ですから、将来CFの売買は理論的に不可能なのです。
将来CFの売買を全て禁止することが、バブル発生防止に必須なのです。ですから、将来CFの売買は禁止しなければならないのです。
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