| フラクタル経済理論の特徴
(従来の経済理論) 貨幣を全て使用した時の貨幣総額は となります。初めに所有した貨幣1と、使用した貨幣(経済取引額)を合わせて貨幣総額が算出されます。 となります。(Tは全員が一通り貨幣を使用するまでの周期) 経済は年1%成長等、時間に対して指数関数的に成長するのが一般的です。しかし、H(t )では経済は時間に対する1次式になっており、時間の経過と共に成長率は低下することになります。
実際には貨幣は という形で増加します。Y(t)と H(t )の差をS(t )とすれば、 S(T ) = e −2 ( = 0.71・・) T = 0 で一致していた貨幣総額が t=T ではt=0 における貨幣総額の0.71倍もの差が生じることになります。 実際に重ね合わせが行われているのに、この性質が理論化されていなかったため、様々な弊害が発生しています。 (例:将来CF(キャッシュフローの現在価値算出) (現在価値過大算出の例: 株、国債、証券化商品、デリバティブ) |
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| これらの商品では貨幣総額1の使用による将来CFの現在価値を ( e −1 ) として計上していることになります。(図43) 実際の現在価値は1です。ですから( e −2 )( = 0.71・・) の過剰が発生します。これは本来無いはずの現在価値を有るとしている状態なのです。 現在の制度では、この過剰な現在価値を正しい現在価値と勘違いし、金融商品の形で売買しています。これは本来無いはずの価値の売買なのです。ですから、将来CFを売買する金融商品の残高は全てバブルなのです。これが経済破壊(返済不能債務)発生の根本要因なのです。 貨幣総額1の使用による経済取引総額は( e ―1 )になります。この取引総額の現在価値を現在の金融制度では( e ―1 )としています。(図43)
動的貨幣価値は時間軸方向にしか発生しません。経済的価値の重ね合わせが動的貨幣価値の源泉です。これは時間の経過により経済取引という形で発生します。 これに垂直な方向の動的貨幣価値は発生しません。(ある1時点で複数の経済取引が発生することはありません) フラクタルでは、経済的価値の重ね合わせという形で取引が行われます。全ての取引は、他の取引にその価値が重ねられているのです。 |
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| 将来CFもこの重ね合わせの結果として発生します。ですから将来CFと取引に用いられない貨幣(静的貨幣)はそもそも別物なのです。 Y(t)は動的貨幣の増加則です。(静的貨幣は対象外です) 貨幣1の使用により将来CF ( e ―1 )が発生する理由は、動的貨幣の価値が重ね合わせられるためです(複数回使用される貨幣があるということ)。この重ね合わせには時間の経過が必要となります。 この将来CFの現在価値を算出する場合、時間の経過が無くなるため、動的貨幣の重ね合わせの効果を除去する必要があります。これが将来CFの現在価値算出時にY(−t)を掛ける理由なのです。 |
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| (2009.8.14 午後10時 記載) | |
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