貨幣はフラクタル構造
輝の会は不良債権問題等、日本及び世界の金融経済問題を解決しました。
貨幣はフラクタル構造
 (図5)をさらに拡大すると、右端はAが過去に使用した貨幣につながります。(図16)。
 金融資産の価値(左のA)は、Aが過去に(貨幣の)オプション権を行使した結果として成立することがわかります。
 (貨幣の)オプションの行使(右のA)は、オプションの受領(左のA)につながるのです。逆に(貨幣の)オプションの非行使(右のA)は、オプションの喪失(左のA)につながります。
 (図17)に貨幣の動き(流れ)を記載しました。貨幣はこのように商品・サービスと逆方向に連続的に流れることが分かります。また、回転構造になっています。Aが過去に使用した貨幣をAは将来受領することになるのです。
 Aの貨幣価値はBが所有する貨幣の写しになっています。Bが所有する貨幣はCが所有する貨幣価値の写しになっています。
 以上から、Aの貨幣価値はCの貨幣価値の写しになっていることが分かります。この考え方を続けると、Aの貨幣価値は過去にAが権利行使した貨幣価値の写しになっていることが分かります。( A←B←C←D←E ・・・・ ←A )

 このように貨幣の流れ(回転、連続性)を考えると、貨幣は全て過去の取引を内包しあう形で構成されていることが分かります。現在の貨幣には、過去のその人の取引が内包されているのです。過去の取引時の貨幣には、さらにそれ以前のその人の取引が内包されていることになります。

 以上の考え方を(図18)に記載しました。Aが所有する貨幣には、過去にAが権利行使した貨幣が含まれているのです。
 (図18)では、Aの貨幣の中にAの貨幣が含まれていることになります。このような大小の同形構造をフラクタルと呼びます。貨幣はフラクタルで構成されているのです。


 貨幣がフラクタルであることが理解できると、経済価値(貨幣総額)を増やす方法を容易に理解することができます。貨幣のオプション権行使を積極的に行えばいいのです。それが将来の資産を形成することになります。一方、貨幣のオプション権を行使しない場合、将来の貨幣価値が減少するのも当然ということになるのです。
 現在の制度では、貨幣等、動的価値を使用せずに長期間保有すると、(プラス金利等により)資産が増える仕組みになっていますが、理論的に矛盾しているのです。動的価値を使わなければ、将来受取る動的価値は減少するのです。

 株は将来の企業の経済的価値(経済取引で受領する貨幣価値)を現在所持する貨幣で購入する制度と考えることができます。将来の価値が現在の価値と同等に扱われているのです。
 企業との経済取引に貨幣を使用することにより、企業の経済的価値(株の価値)は発生します。この貨幣で株を購入することは、因果(因:貨幣価値 果:企業の将来利益) の混同となります。

 貨幣はフラクタル構造です。将来の貨幣価値の中には現在の貨幣価値が内包されています。
 株では貨幣の現在価値と将来価値が混同されているため、現在の貨幣価値の中に将来の貨幣価値が内包されていることになります。株は完全な論理矛盾に陥っているのです。ですから、株式公開制度を廃止する必要があるのです。

(2008.10.26 午後4時 記載)
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