| 第三章 意識のはたらき | ||
| 意識のバランス | ||
| 意識には上下の二方向があります。上方は周囲の人々や全体と一体化する方向です。下方は自他分離の方向、自己を主張する方向です。 上方に意識を向けて生活すれば、霊位は向上します。周囲の人の為に努力し、社会に貢献する人は、積徳量が増えることになり霊位が向上するのです。全ての人は本来一体なのです。その方向が上方ということになります。 逆に下方に意識を向けて生活すれば、霊位は下降することになります。自己主張、自分勝手な想念行為を継続すると、周囲との一体感がなくなり、孤立してしまいます。この方向が下方ということになります。 この世界が存在する為には、上下両方向の意識が必要です。上下両方向の意識の交点が、我々の世界なのです。物質も両意識の交点のようです。どちらか一方の意識だけでは世界は成立しません。科学では意識と分離した、客観的な物質を想定していますが、誤りのようです。 社会の安定には、両意識のバランスが欠かせません。バランスが崩れると、社会は不安定になります。上下両方向の意識の調和が必要なのです。 表面意識が下方の意識に該当し、内面意識が上方の意識に該当しています。我々の通常の意識、表面意識は常に自己、個性を認識していますが、内面意識では常に全体との一体性を認識しているのです。 上方は全体方向への意識ですから、この意識が強調されると、バラエティーに富んだ社会の構築は不可能です。個性が育たないのです。 下方は自己中心的な方向への意識ですから、この意識が強調されると、自我、我欲の世界になります。社会は混乱して無秩序になり、崩壊してしまうのです。 表面意識が強くなると内面意識が弱くなるのです。霊位は下降してしまいます。内面意識が強くなると表面意識が弱くなります。自己主張はしなくなるのです。宗教家に物静かな人が多いのも、内面意識主体で生活するためです。しかし、内面意識の働きが強すぎるため、社会生活をバランスよく送ることができない場合が多いようです。生産活動を行なわないのも、その一例です。 積徳行為は周囲、全体へ奉仕する想念行為ですから、上方への意識に該当します。ですから、積徳を続けることにより、霊位は向上するのです。 現代社会は圧倒的に下方、即ち自己中心的な方向に人類の意識全体が傾いています。結果として社会が混乱しているのです。 民主主義の意味が誤解されているのでしょう。個人の権利を主張するあまり、社会全体としての調和が失われているのです。調和が失われては、個人も存続できません。全体と個のバランスが重要なのです。 意識はエネルギーです。エネルギーバランスが崩れているのです。下方エネルギーが強すぎる結果、社会が混乱しているのですから、上方エネルギーが必要なのです。上方エネルギーの強化が、社会に秩序をもたらすのです。 |
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