| 第八章 意識の向上 | ||
| 想念の修正 | ||
| 霊位向上には、想念の修正も必要です。想念が調和・安定すれば、内面意識も調和し、霊位は向上します。逆に想念が乱れると、霊位は下降してしまうのです。ですから、霊位の向上には想念の改善が欠かせません。 人の想念には癖があるものです。ところが、この癖が霊位の向上を阻む場合が多いのです。私の場合、精神修養開始後の数年間は、内面意識の声がさりげなく聞こえたものでした。多かったのは「威張るな」「批判するな」「怒るな」等です。元来正義感が強い性格だったからかもしれませんが、とにかく不正に対する批判精神が強かったのです。しかしこの気持ちも「批判するな」の一言で片付けられてしまいました。 社会の不正と自分の批判とは、全く別次元の話なのです。霊位向上のためには、精神の調和が必要です。批判と調和とは逆方向の意識ですから、霊位は向上しないのです。むしろ壁になって霊位の向上を阻みます。ですから批判してはいけないのです。 不正に対して意見を持つことは構いません。解決策を考えるのも自由です。しかし批判はいけません。批判精神は破壊的なエネルギーなのです。周囲を傷つけてしまうのです。その結果、霊位も下降してしまうのです。 当時はこのような理屈はわかりませんでしたが、内面意識がさりげなくアドバイスしてくれたようです。このように想念の癖を修正することにより、霊位の向上を図ることができるのです。 「頑固」もいけません。思いを固めることは、表面意識を強く働かせることです。下方意識の継続ですから、霊位は下降してしまうのです。形式的な思考、先入観等、固定的な発想はすべて下方の意識ですから、これらはすべて霊位向上の妨げとなります。 「素直」が基本です。素直な心になると、内面意識が人を正しい方向に導くのです。素直な気持で生活すると、環境が調和してくるのです。この状態を継続することにより、霊位は向上するのです。 人の意識状態は無数に存在しますから、具体例を挙げていてはきりがありません。ですから、どういう精神状態が霊位向上に役立つのか、原則を説明しようと思います。それは次の事実を認識することです。 「人は全体意識から放射された光です。全ての人は平等です。周囲の人も自分も全く等しい価値を有しているのです」 この原則を理解することにより、霊位は向上に向かうのです。周囲との一体化を意識することが、霊位向上につながるのです。この原則に反する意識が、自己中心的な意識、即ち下方の意識なのです。この下方の意識を減少させる努力が必要なのです。 社会の発展には上下両方向の意識バランスが重要です。上方向だけでは個性が育ちません。ですから下方の意識も必要なのです。ただ、現代社会はあまりにも意識が下方に向かいすぎています。バランスが崩れているのです。ですから意識の向上、上方向の意識の重要性を訴えているのです。それが社会の安定、発展に極めて重要だからです。 |
||
| - 32 - | ||
| 前ページ 次ページ | ||