| 第八章 意識の向上 | ||
| ギブアンドギブ | ||
| ギブアンドテイクということばがあります。20世紀までは常識と考えられていたこの言葉ですが、私は以前から嫌いでした。ギブアンドギブが正しい発想です。霊位向上の基本原則です。 ギブアンドテイクは与えたら失ってしまうという発想がその原点です。与えたら無くなってしまうわけですから、その分もらわなければ損してしまうわけです。これ、正しいように見えますが、実は非常識な発想です。我々の生命力や自然環境等、全て与えられているものであり、自ら獲得しているものなど本来無いのです。自力、我力で生きていると錯覚した結果、自分のものという執着心が生まれてくるのです。 生命力でさえ、自分で獲得したわけではないのです。与えられているのです。この当たり前の事実に気がつくことが重要です。そうすれば、多少なりとも執着心が薄れるのではないでしょうか。 本当の原則はギブアンドギブです。与えるのです。与えても失いません。必要なものは入ってくるのです。別に力んで与えろといっているのではありません。力みは歪みですから、避けなければなりません。必要のない物を与えても、相手が迷惑するだけです。必要な時に、必要なものを、必要に応じて与えるのです。本心から与えた方がいいと感じたら、与えるのです。 但し、与えすぎは禁物です。人は努力により向上します。もらいすぎると人は努力を怠ってしまうのです。ですから、適度に与えることが必要です。 我々の想念行為は全て記録のように残っています。我々の存在自体が全体意識の一部にすぎないのです。ですから、環境はその人の過去の想念行為に相応しい状態に変更されていくのです。与えた場合、その事実は確実に記録されているのです。 その結果、内面意識に光が与えられます。積徳量の増加です。内面意識の輝きが強くなるのです。これが霊位向上につながるのです。霊位の向上はあらゆる面で豊かさをもたらします。だからこそギブアンドギブが原則なのです。 20世紀までというのは、ギブアンドテイク、もしくはテイクオンリーの世界でした。奪い合いの世界です。これらは全て、失ったら終わりという発想です。現実には奪えば奪うほど、霊位は下降します。ですから、何も得はしないのです。むしろ傷つけあっている分、損しているわけです。そして人類全体の霊位が下降する結果、社会の安定性が欠落してしまうのです。最近の経済状況や株価動向等、全ての原因はここにあるわけです。 21世紀に入って従来の発想に限界が見えてきました。このままでは資本主義社会は崩壊してしまうでしょう。日米共に株価が極端に下落すれば、経済は間違いなく破綻してしまうのです。 これを防ぐ手立てはあるのでしょうか。もちろんあります。それが霊位の向上なのです。霊位が向上すれば、社会は安定します。歪んだ意識、下方への意識エネルギーを消滅してしまうからです。 一体誰の意識が向上するのでしょうか。もちろん一部の人の意識だけが向上すればいいというわけではありません。他人にぶら下がって生きるのは、正しい生き方ではありません。向上しなければならないのは、全ての人々の意識です。全人類の意識向上が、社会の安定、発展の為の必要条件なのです。この向上なくして人類に未来はありません。 内面意識が向上すると、自らの力で、周囲を調和させることができるようになります。多くの人がこれを行なえば、不調和な状態など瞬時に消滅してしまいます。この原理を知っている人が少ない為、社会が不安定な状態に陥っているのです。我々の環境は、我々自身が作っているのです。 本書により、霊位の重要性を認識して頂きたいのです。そして、霊位の向上に努めて頂きたいのです。その行為が、社会の安定、発展をもたらすのです。 |
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