| 金利とは |
| 貨幣は、経済取引の発生と共に価値を保有するものだと説明しました。次に、この価値の変化を表現する方法が必要になります。 100円として経済取引に使用された貨幣が、次の取引で110円として使用される場合、この貨幣の価値は10%ほど増えたことになります。この貨幣の価値の変化率を「金利」と呼びます。 例えば、労働力の対価として給料を口座振込みで受領する場合、預金として金融機関に預けることになります。預金には金利があるため、利息がつきます。ということは、我々は給与を支給額よりも大きな金額として、経済取引に使用することになるのです。 このようにして給与を全額使用した場合、給与の価値は利息分だけ増加したことになります。 この例では、金利を「給与の変化率」と定義していることになります。但し、その金利が確定するのは、給与全額が経済取引に使用された時点です。それ以前では、経済的な価値が発生するとは限らないため、金利を確定することはできないのです。 金利は経済取引が行われてから確定することができます。ということは、金利は本来、事後的にしか確定できないということを意味しているのです。ですから、金利が事前に決定されている現在の預金の仕組みは、正しい制度とはいえないのです。 |
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