魚は食べ物(2)
地上の植物は固定された位置に存在します。 ですから、地上の哺乳類はこれを簡単に食べることができます。
一方、魚には根が無いため、海の中に均等に分布させるためには、泳ぐ力が必要です。 もし魚に泳ぐ力が無いと、海流等に流されるため、魚の分布に偏りが生じます。 すると、これを食べるクジラ等の哺乳類の活動範囲にも偏りが生じることになります。 クジラ等の哺乳類の活動範囲の偏りを無くすためには、魚を海の中に均等に分布させる必要があります。 ですから、魚には泳ぐ能力が与えられています。
魚は泳ぐことにより海の中に均等に分布するため、クジラ等の哺乳類は広範囲を泳ぐことができます。
魚が泳ぐ力をもつ動物でありながら食料である理由を、ご理解頂きたいと思います。
(2022.6.2 午後10時 記載)